2009年12月28日

夫婦の役割調査

27日の朝日新聞に「家族」をテーマにした国民意識調査の結果が載っていました。


ワークライフバランスを実践するパパとしては見逃せません。


さて、その記事によると…


少子高齢化を「大いに問題」と考える人は66%。

つまり3人に2人は大いに問題ありと考えているのですね。


でも子どもをもうけるためにも結婚は必要なんですが、

晩婚化・非婚化を「大いに問題」と考えている人は31%。

おやおや3人に1人という答え



このあたりに世代の違いや、おかれている環境、未来への展望などの問題が潜んでいるのかもしれません。




そしてショッキングな数字


いまの日本は、子どもを育てやすい社会だと思いますか、との問いに

「思わない」が75%。


4人に3人がいまの日本に不満があるのです


そして子育てにかかる費用については

「社会全体で支援すべき」と考えている人が53%で過半数を超えています。



つまり、子どもが少なくなっていくのは問題だけれども、結婚については消極的で、さらに子を持つことはとても大変だから、もし子どもを持つのなら社会が援助してもらいたい、そういうことなんですね。




いま国(政府ですね)も少子高齢社会の到来を躍起にアナウンスし、何とか手を打たないといけませんと言っています。

このことからも、いまや子どもを持ち、育てることは「家庭の要請」ではなく、

明らかに「社会の要請」であることがはっきりとわかります。



だから当然その費用も社会が持って当然ということになりますね。





昨夜は、NWCのメンバーでもあり、保育園、小学校が一緒のマルコ&みっちゃんファミリーが我が家に遊びに来てくれました。



マルコは結婚して日本にやってきたフィンランド人ですが、子どもが生まれたときの夫婦の役割についてこんなことを言っていました。


「はじめて子どもが生まれたとき、みっちゃんが家にいて、子育てだけをして働かないのはおかしい。ボクが生まれた国では、センギョウシュフは存在しない」






意識調査では



男性に聞きました。自分の妻に専業主婦でいて欲しいと思いますか。

「専業主婦でいて欲しい」 41%

「そうは思わない」 53%


ほぼ半々か、やや働いて欲しいという人が優勢でした。



同じく女性に聞きました。専業主婦でいたいですか。

「専業主婦でいたい」 31%

「そうは思わない」 62%


それでも専業主婦願望は3人に1人います。





国が違うので簡単な比較はできませんが、

「フィンランドは安心して老後を迎えられるし、子どもの教育も充実して満足だ」

とマルコは言っていました。



夫婦の役割も改めて考え直し、子どもたちがこの国で生きていく未来を新しい年を迎えるこのときに、考えてみてはどうでしょうか。








teruyan1228 at 13:06│Comments(0)TrackBack(0) ワークライフバランス 

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