2010年01月20日

みちのくみどり学園の物語

昨晩、映画の試写会に行ってきました。

友人である記者さんから3時過ぎに案内があり、急遽行くことになりました。



いつもなら夕方は子どものお迎えに始まり、お風呂、ごはん、寝かしつけなどファザーリングでビジータイムです。

ですが今回紹介された映画は、岩手にある児童養護施設のドキュメンタリー映画ということなので、ママが「ぜひ行ってらっしゃい」と気持ちよく送り出してくれました



そんなママに感謝です

そんなママを誇りに思います




パパの夢はドリプラでも語ったように「生きる喜びを学ぶ学校」。


だからテーマが思いっきりリンクしています。


いかないかんでしょ。




さて、映画は「葦牙(あしかび)」といいます。



葦牙(あしかび)とは、葦の芽のこと。

春になり、水辺の葦が芽吹き、水面にそのとがった新芽が点々と顔を出す

古くは古事記にも記されている生命力の象徴でもあります。




施設に通う子の7割が育児放棄や虐待に会った子たちで、こころに深く大きな傷を負っている中、懸命に力強く生きている様子が映像となっています。


それだけでも感動でした。


「生きる」こと、考えさせられます。




映画では、虐待をしていた親のインタビュー、涙ながらに3人の孫を預けにきたおばあちゃんが映し出されています。



何がいいのか悪いのか、悩み、傷つき生きる大人の姿があります。



ゆがんだ愛情ではあるけれど、子を思う気持ちにはうそはないのです。




そういう意味ではみな被害者なのです。



こうした負の連鎖を断ち切るためにも、社会的養護が必要で、

見守り、応援する人間が必要になります。




おばあちゃんは、孫たちの弁論発表会に来たとき、お手製のお弁当を食べきれないくらい持ってきて、「これも、あれも食べんさい」と振舞います。

当たり前の風景に見えるかもしれませんが、おばあちゃんが背負い込んできた苦しみというか、業みたいなもの想像してしまい泣けました。




いま、3日に一人が虐待で命を落としているそうです。



一人の親として、人間として放っては置けない問題だと思います。



だから、ぜひパパやママたちにも見て欲しい映画です。



名古屋では2月6日〜19日に新栄の名演小劇場で公開されます。










teruyan1228 at 16:28│Comments(0)TrackBack(0) 生きる 

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